• テキストサイズ

Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】

第16章 ふたりの蜜月*前編【赤井秀一】


ゆったりとした平泳ぎで進んでいく秀一さんの後ろを、のんびりついていく。

遠浅の海、でも次第に海の青は濃くなってきて。それに魚の数もすごく増えてる!一緒に泳いでるようで、なんだか自分も魚になった気分。


そうしてしばらく泳いで……秀一さんは脚を底に着け、立ち止まった。
背の高い彼でも肩から上しか水上には出てないんだから……今ここでわたしが浮き輪を失ったら……水没だな。(わたしは泳ぎが得意ではない)

そういえば、濃い青の所は思ってるより深いから気を付けろ、ってガイドブックに書いてあった、と思い出す。


「結構深いぞ。ここでの身長くらいじゃないか?」

「みたいですね……」


後ろを振り返ればもうバンガローの群れからは結構離れてる。例えばもしココで溺れても、気付いてもらえないくらい……


脇腹を秀一さんの手の先が掠めた、と思った瞬間、後ろから腕が回ってきて、お腹の周りを抱えられ。水中に浮かんでいるだけのわたしの身体は容易く秀一さんの片腕にガッチリ捕まえられてしまった。

マズい予感に近いものが頭を過ぎり。後ろを伺えば秀一さんは妖しく微笑んでる……


「秀一さん……?そろそろ戻りましょうか?」

「……もう少ししたら、な」


頭に小さくキスをされ。もしや……と思った瞬間にはクルリと身体は秀一さんの方へ回転し、唇が塞がれた。
彼の手のひらは乳房に被せられて、水着の上から膨らみをゆっくりと揉んでくる。


「外ですよ……」

「だが誰も見ていないだろう」


浮き輪から手を離すのは怖い、けど脚を動かしても水を切るだけで無駄に終わる……そのうち秀一さんの手は水着の中に入り込んできた。
/ 632ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp