Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第14章 一日頑張った貴女へ。【安室透】
だけど、脚の付け根付近、際どい部分に彼の手が近付くと、どういう訳だかムラムラしてきたかも……?今日なんて体力的にはヘトヘトで性欲なんて皆無の筈なのに。
「んっ……はぁ……っ」
「やらしい声……」
「ちが、う……もう……」
「でも……乳首立ってる」
「え……!ちょっ、と、安室さん……」
彼の手が胸の方へ伸びてくる。もう寝る前だしブラは付けてない。たしかに、ソコは布を押し上げてるみたいだけど。
「こっちもしてあげようか」
「いいって……っあ!」
そっと指先がソコを掠めただけで、明らかにさっきまでと違う声が上がってしまい。パッと口元を手で覆う。
パジャマ越しに指の腹で撫でるように乳首を擦られて、みるみるソコは硬くなって大きさを増していく。
「あっ、ダメ……これ以上、したら……ぁ」
「これ以上したらどうなる?」
「ん……っあぁ……我慢、できなくなる……」
「なんで我慢するんだ?思いっきり気持ちよくなった方がストレスも吹っ飛んでグッスリ眠れると思うけど」
えええ、そうなの……?いや、そうかも……?
身体が疼いてきてるのも確か。このままの方が逆に寝るに寝れないかもしれない。
って……考え事してたらいつの間にか服の裾が捲られて肌が空気に晒されていた。安室さんは今にも乳房に食らいつきそうだ。
「な。今は全部忘れて、コッチに集中して……僕もスイッチ入っちゃったし」
やたら甘い声で囁いた彼は、パクり、と乳房の頂を口に含んだ。硬くなった先を舌が優しく弾く。
また小さく声が上がってしまったのをクスッと笑われ。
乳房を両手が包んでくる。柔らかく揉まれながら、片方は吸われて舌で転がされ、もう片方の先端は指先でくすぐるみたいに撫でられる。
ふと、腿に硬くなり始めた彼の熱を押し当てられてるのに気付き……私のスイッチも緩りとそっちへ切り替わりかける……
「あ……っ、ふぁ……あぁ……」
「そうそう……」
安室さんの口元が少し嬉しそうに上がった。唾液で濡れてる胸の先は妙にやらしく見える。
その先端を甘く噛まれて、背筋がゾクッと震える。狭いソファの上で、身体が捩れて小さく動く。
気持ちいい……
こうなってくると何も抗えなくなる……もちろん嫌ではない。彼に全てを委ねてしまえば、後はとろとろに蕩けていくだけなのは分かってる。