Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第12章 助けて!お巡りさん!【諸伏景光】
の身体を持ち上げて、自分の上に座らせる。華奢な身体は楽々持ち上がる。
彼女の首の後ろに手を掛け軽く引き寄せて・・・キスをした。柔らかさをもう一度感じたくなって、何度も唇を重ねる。
「・・・可愛いよな、ほんと」
「そんなことない・・・」
「俺はあそこの通りで見かけた時から思ってたけど」
「うそ・・・!」
「ほんと」
「わたしも・・・初めて見たときから、いいなって思ってた・・・」
へえ。そうだったのか・・・素直に嬉しい。顔がニヤけそうだ。いやもう既に笑ってるかも。
彼女の赤い頬に両手で触れて、また口付けた。
「映画・・・コレ多分録画してあるから。後で一緒に見よっか」
「うん・・・?」
「今はもっと・・・に触れたい・・・」
彼女の薄く開かれた唇が、小さく動いている。何か言おうとしてるのか?
まあ自分に都合よく、無言の肯定と捉えさせてもらうが。
リモコンに手を伸ばし、テレビを消す。
「・・・おいで」
「わわっ!えっ!」
を両腕でしっかり抱いて、そのまま立ち上がり。無理矢理(と言っても抵抗はあまり感じなかったけど)ベッドまで運び、座らせる。
「嫌なら言えよ?止められなくなる前に」
の頭を撫でて、額の辺りにキスをする。
またしても彼女は何も言葉は発さない・・・でも恥ずかしそうに少し俯いてるのがなんとも可愛くて。
彼女を押し倒してその上に跨り、頭の両脇に肘をついてを至近距離から見下ろす。
でもの目線はずっと斜め下の方向。
「。ちゃんとコッチ見て」
「ヒロくん・・・」
キラキラした瞳がやっとこちらを向いた。綺麗な目だ。
お互いの鼻先を擦り合わせて、頬に口付けた。
「な、んか・・・恥ずかしい・・・」
「そう?・・・俺、の知り合いって誰一人知らないし。誰にも言わないし。俺しか見てない」
「そ、だけど・・・」
「そうだろ?」
口付けて、舌を差し込む。見つけた舌を絡めとって・・・柔らかく吸って・・・離して・・・何度か繰り返せば、次第にも応えてくれるようになってきた。
なんだろう。この子とのキスは、めちゃくちゃ気持ちがいい。身体中の力が抜けそうだ・・・