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Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】

第9章 助けて!お巡りさん!(降谷・松田・諸伏共通ルート)


一通り利用停止の連絡を終え、盗難届の書類も作り、これでまずは一段落。


諸伏「どうぞ。お茶だよ」

「あ、ありがとうございます!」

松田「んでお前、どーすんだ?・・・家は・・・こりゃ遠いな・・・今日中に帰るのは時間的に無理か」


フワフワ頭の人がタバコに火を点け、さっき私が書いた書類を眺めながら言う。

羽田からの直通最終便にはもう間に合わない事は自分でも分かってる。

新幹線や別の手段で帰るにしても・・・今日中に自宅へ辿り着くのは難しいだろう・・・

その前にチケットを買うお金も無いけど・・・


降谷「東京に知り合いはいないのか?」

「頼れる程親しい人はいないし・・・いたとしても連絡先も分からないし」

諸伏「まあ、最低限の交通費は貸してあげられるんだけどな・・・宿泊費って貸せたっけ?」

降谷「基本的には交通費のみだな」

松田「んじゃ俺ん家来るか?汚ねーけど」

「えっ!泊まらせてもらえるんですか!」

降谷「いや、松田の家はダメだ」

諸伏「交番に泊まれば?仮眠用のベッドがあるし」

降谷「それはもっとダメだ。今日の夜勤萩原だろ」

諸伏「伊達も一緒だし大丈夫だろ」

降谷「いや、アイツは何をしでかすか分かったもんじゃない。ここは僕が責任を持って預かる」

諸伏「・・・ゼロが?それなら普通は俺だろ、俺が連れてきた子だ」

松田「・・・こりゃおもしれーな。そんなら本人に決めさせりゃいいじゃねぇか。おい、、誰の家に泊まる?」

「それは・・・泊めて頂けるならどちらでも・・・ありがたいんですけど」

降谷「さん、松田とヒロの家はやめといた方がいい」

松田「なんでダメな訳?・・・なあ、腹減ってねーか?メシくらい奢ってやるぞ」

「・・・食事まで!?いいんですか!」

降谷「皆で食べに行こうか。いくら僕達が警察官とはいえ、いきなり全く知らない男の家に連れていかれるなんてさんだって怖いだろうし」

諸伏「そうだな。食事を介してよく知ってもらった上で泊まる先を決めてもらえば・・・文句は無い」

松田「男に二言は無しだぞ」

諸伏「こちらこそ・・・望むところだ」

降谷「お前らの所には行かせない」

松田「それを決めるのはだ」



私、とりあえず、今夜の寝床は心配しなくても大丈夫、なのか?
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