第4章 部活はやっぱり武道でしょ!!
《ペロペロ!》
『……サクラー?…スースー…』
………
鉄「那茅様、学校に遅刻してしまいますよ。」
『……………ん?』ガバッ!
“遅刻”と聞いたとたん、私はベッドから、飛び起きた。
『ち、遅刻はダメだーー!』
鉄「大丈夫でございます。私がおりますので…」
私はとりあえずお着替え下さいと、言われるがままに動き、いつものように鉄平に、ポニーテールにしてもらった。
鉄「では、駅までお送り致します。どうぞ」
ガチャッ
2日目の学校だと言うのに、遅刻しそうな私を鉄平が車で送ってくれた。……本当に頼りになるな、鉄平は。
『藍ー!』
藍「おーぉ!那茅にしては早いじゃん!」
『何だよー、初日から遅刻しそーになってた人に言われたくねーよ!』笑
藍「そ、それを言うな!……って、鉄平さんがいる!」
鉄「お久しぶりでございます、藍さん。」
藍「こちらこそ、また那茅の部屋に遊びにいきますよ!」
鉄「はい。ぜひ、」
『藍ー!電車ー!』
藍「はーい!」
『鉄平、行ってきまーす!』