第3章 窮屈な場所
那茅の部屋
--------------------------------------------------
鉄「那茅様、大丈夫でございますか?」
『あー、うーん、疲れた~』疲
鉄「入浴の用意が整っておりますので、お入り下さい。」
『うーい!風呂風呂ーぉ!!』
お風呂の支度をしませ、その場へむかう。
『サクラー!鉄平ー!行ってきまーす』
鉄平に“サクラをよろしくな!”とだけ言い残し、浴槽へ向かった。
私の父と母は、10年前から……あの事件から、やけに私に関して心配性だ。私は“財閥の娘”と言う肩書きがあるため、父が誘われたパーティーなどには参加しなければならない、本当に…本当に………窮屈な人生だと感じる時が多い。
『(早く明日にならないかなー♪)』
明日の部活のことだけを考えてゆっくり入浴していた。笑