第3章 窮屈な場所
『あの…父さま?』
父「なんだ?」
『私の通う学校は…庶民の学校ではなくて〔翔葉高校(しょうようこうこう)〕ですわ…!』ニコッ
父「そうだな、そうだった。すまないね」笑
『いえ、お気になさらず!』
父「うん、それもそうだな。」
母「那智、あなた何の部活に入るの?」
父「やっぱり、武道関係か?」
『ええ、剣道部に入部したいと思っているところですわ!』
父「そうか!お前は剣道が昔っから強いからなぁ!」
母「……でも、帰りが遅くなるときは連絡入れてちょうだいね…」
『心配しないで下さい!もう、あんな思いはさせませんから!!絶対、約束しますわ!』
母「そうね、あなたを信じるわ!」
父「頼んだよ、三条くん」
鉄「無論でございます。」
私達家族は、本当に他愛もない話をしながら…そして私は窮屈なこのリビングで、作り笑いをしながら、食事を済ませた
カチャン…
『お粗末さまでした。…父さま、母さま、明日も学校ですので今日は部屋に戻りますわ』
父「うん、そうしなさい」
母「ええ、お休み那茅…」
母さまはそのとき、本当にとても心配そうな顔していた。
『母さま!あたしは大丈夫よ!……鉄平。』
鉄「はい。」
そして、自分の部屋へ、サクラの元へ向かった。