第4章 俺の親愛なる
私的には勝った勝った~なんてお祭り気分で潔子先輩と談笑してたけれど、校門までの道のりでキャプテンが反省してて、浮かれてた自分を少し恥じ入った。
悔しい、と主将は言った。
そうかなあ、向こうの主将がいなかったとは言え、県ベスト4に勝ったんだから単純に喜んでいいと思うけどなあ。
「おお~さすが主将!ちゃんとわかってるね~~~」
と思ったらムカつくシャララな声が唐突に。
てかあんた潔子先輩にフラれてたっしょ!?
どの面下げてんの、ビビるわ。
予想通り龍先輩が「やんのかコラ」とか因縁つけててまるでヤンキー。
蛍君もサーブでしつこく狙われたのを根に持ってか睨んでるし。
まったくこの2人ってば。
「そんな邪険にしないでよ~、挨拶に来ただけじゃ~ん」
おお、結構ムカつくなあ徹。
それでも様になってるのがイケメンの腹立つところ。
潔子先輩一刀両断してくれてありがとうございますさすがっす大好きです。