Eve innocence 【D.gray-man】
第2章 始まりの場所
2人が知り合って何日かたったある日……
「お前のせいで芸が台無しじゃないか!!!!お客様が帰っちまったじゃねぇかよ。」
(バシッ!!ドカッ!!!)
「すみません。コジモ団長。今日は足が上手く動かなくて。」
「役に立たない足でどうやって責任とるんだよ? あ??今日から3日飯抜きなで牢に入っておけ!!!」
(ドカッ!!!ガッシュガッチャン!!)
【今日も入れられてしまった。最近調子良かったのにな。この傷で三日間はキツイな。】
そして、私は重い体と疲労感で倒れて眠ってしまった。
…………時は戻りイブが牢屋に入れられる前…………
赤腕は夕飯の当番であったが近くで、大きな声がした為
近くでのこっそり覗いていた。
【団長の声だ。また、誰かが牢に入れられるんだ。⠀】
「お前のせいで芸が台無しじゃないか!!!!お客様が帰っちまったじゃねぇかよ。」
(バシッ!!ドカッ!!!)
【今日も派手にやるな、コジモのやつ。】
「すみません。コジモ団長。今日は足が上手く動かなくて。」
【イブ!?!今日調子悪いって言ってたもんな……。⠀】
「役に立たない足でどうやって責任とるんだよ? あ??今日から3日飯抜きなで牢に入っておけ!!!」
(ドカッ!!!ガッシュガッチャン!!)
【3日?!かなり打たれて出血してるし、3日となると身体が持たない。どうにかしないと……⠀】
イブは俺より身体が小さく、足はいつも重そうにしている事が多かった。
「そうだ!!今日俺、夕飯担当だし、少し食料を後で持っていくか。」
そう言い聞かせて、赤腕はせっせと夕飯の支度をしていった。