第12章 最後の任務
戦闘状況は変化なし
光忠たちが傷ばかり傷が増える一方
鶴「だいぶ鶴らしくなったな…」
貞「派手に突っ走りすぎたぜ…」
倶「チッ」
光「ここまで強いとは…」
光忠たちの姿をみて何か出来ることはないかと考えていると
赤子が急に泣きだし遡行軍たちの気分を悪くしてしまった
遡行軍たちは私たちが弱っていくのを見て楽しんでいたが急に赤子が泣きだし苛ついたのか赤子を殺そうとした
全員「政宗公!!」
光忠たちは体が傷だらけで力が入らず声をあげることしかできなかった
私の体は名前を呼ばれたとたん動き赤子が斬られないように庇い背中を斬られた
私「くっ…」
背中の斬り込みからは骨が見え血がだらだらと流れた
血が流れているのも気にせず赤子を無理やり奪い取った
「おぎゃーおぎゃー」
私「よしよし、頑張った」
声をかけると赤子は泣き止んだ
赤子が無事だと思ったとたん斬られた場所がズキンズキンと痛みだした
流石に立っているのが辛かった
赤子を抱き痛みに耐えながら片手で攻撃していると光忠たちから今まで感じたことのない気が溢れ出ていた
私の痛みが伝わったのか自分たちの主を傷つけたことに腹を立てたのか凄い殺気だった