第12章 最後の任務
最後になるかもしれない任務を一緒にこなすのは
燭台切光忠
大倶利伽羅
鶴丸国永
太鼓鐘貞宗
加州清光
あと一人必要なのだがあまり刀剣たちを危険にさらしたくないというのと自分が戦闘できるようになった事から私合わせて六人で行うようなった
私「着いたな。」
永禄10年 8月2日
そこは昔の私が生まれた地
米沢城
そこには母、義姫 ・父、輝宗がいた。
既にお腹には私がいる。
明日生まれるからあいつらが襲うのは今日か生まれる直前と判断し全方位に別れて付きっきりで監視をしている。
幼いときの記憶が蘇ってくる
私「義姫は私を産み、疱瘡になるまではあんなに笑ってたのか。」
蘇ってくる記憶はいい記憶ではなく、実の母に毒殺されそうになる記憶、毛嫌いされる記憶。
私「綺麗に笑う人なんだ…」
自分があの人の笑う顔を奪ってしまったんだと昔にけりをつけたはずなのに綺麗な笑顔を見たら苦しくなった
いろいろと考えているうちに気づくともう夜になるところだった
私「一旦、戻るか…」
光忠たちに集合の合図をだした
全員集まり簡単な食べ物を食べて今からもっと警備を厳重にしようと話し合いまた持ち場に戻る
そのとき
光「主。」
私「なんだ?」
光「顔色悪いよ、何かあったの?」
私「何もないが、昔の記憶が蘇ってきてちょっとな。大丈夫だ、気にするな。」
光「そっか。具合悪いわけじゃないなら良かった。何かあったらすぐ呼んでね。」
私「あぁ。」
これじゃあ、刀剣達の修行と同じ事を自分もやってるみたいじゃないか…
そんなことを思いながら持ち場に戻った。