第10章 やっと揃った双竜
私がおじさんたちと話してる間、鶴丸たちは…
澪「戦ってるときは呼び捨てなんですね、鶴丸って。さっきは鶴さんっていってたのに。」
鶴「戦闘中は別人と考えた方が良いだろう。それこそ、伊達政宗としてな。」
澪「碧が政宗公なのがいまだに信じられないです。」
鶴「そう言う君も片倉小十郎、政宗公の右目だったのだろう?同じ事じゃないか。」
澪「そうですね。昔は刀を持って一緒に戦えたけど今は刀を持つ以前に記憶はあるけど刀を使う基礎が無いから手伝えない、それが悔しいです。」
鶴「それでも良いんじゃないか?昔は守ってきた側だが今度は守られる側も体験してみればいいさ。主は君が側にいるだけで十分だと思うぞ。」
澪「そうですかね…碧の近くにいる鶴丸さんたちが言うならそうなのかもしれませんね。」
鶴「そうだ。そう思ってればいいさ。少し楽だろう?」
澪「はい、楽になりました。やっぱり持ち主に性格って似るんですね 笑 不安の解き方が碧そっくり」
鶴「はっはっは。そうかい?」
澪「碧が二人いるみたい笑」
二人が微笑みながら話していると
鶴「お!戻ってきた。」
私「お待たせ。説明一苦労だった…自分の職をばれないようにするのって大変だな…」
鶴「本当にやっている事だか信じられる話しでも無いからなこの仕事は笑」
澪「お疲れ様。」
私「説明も終わったし行こっか。神社の元々の結界を壊さないように敵が入れないように強めの結界張ったからもう安心して良いよ。」
澪「うん!ありがとう!」
私「あと、鶴さん服に血付いてる。」
鶴「あなや、それは困った。着替えもないしな」
私「少しの間だけ本体に戻れる?」
鶴「あぁ、大丈夫だ。」
私「じゃあ、その上着貸して、本体包むから。」
鶴「刀を持ち歩いてたら危険人物だもんな笑」
私「捕まるわ。真剣だし。ほら早く。」
鶴「はいはい。」
一瞬強い光が出た後、鶴丸は本体に戻っていた。
澪「すごっ!そんなことまで出来るんだ。」
私「まぁ、元々刀だからね。」
澪「だよね笑」
私「そろそろ行こう。」
澪「うん!」
私たちは本丸へ向かった