第10章 やっと揃った双竜
澪「何で笑っていられるの…自分の主が怪我してるのに」
鶴「え?何でかって?それは」
鶴丸が私の方に目線を向けると澪も私を見た。
さっきまで背中にあったはずの傷が無くなっている
鶴「こういうことさ。」
私は治癒能力で傷を治した
澪「さっきまで…ここに傷あったのに…」
私「ごめんね、驚かせて。おじさんたちは無事?」
澪「うん。一番奥の部屋にいるから大丈夫。ほんとに傷大丈夫なの?」
私「そっか、なら安心。傷はもう全然大丈夫。」
刀を振り上げる身振りをするとやっと安心したようだった
澪「無茶するところは昔と変わらないね」
私「あはは…」
鶴「昔もこんなだったのか?」
私「こんなって言うな!」
澪「人庇って怪我するのはしょっちゅうだったね。部下を思いやる大将って言えば良いのかな。」
鶴「良い大将だな」
私「その話はもう良いよ、こんな状態になっちゃったけど家に来る?嫌だったら無理しなくて良いよ、また敵が来るかもしれないし。」
澪は少し悩んでいたが
澪「行く…行きたい!」
私「ほんとに大丈夫?」
澪「大丈夫!何かあれば皆が助けてくれるでしょ?」
私「もちろん助ける。」
澪「じゃあ、安心だから行く!」
私「そう。じゃあ少しこの白いおじいちゃんと待っててね。おじさんたちに事情話してくるから。鶴さんお願い。」
鶴「あい、わかった。おじいちゃんっていうなよ笑 まぁ、じじいだかな。」
私はおじさんたちのところへ向かった。