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審神者になったら実は昔、伊達政宗だった

第10章 やっと揃った双竜


私「はぁ。」

鶴「ため息つくと幸せが逃げるぞ 笑」

私「幸せか…澪に出会って刀剣男士の皆に出会ってここに来るまでは幸せじゃなかったな。」

鶴「何かあったのか?」

私「まぁね。その話はまた気が向いたら話す。強いて言えば人間は嫌い。自分も人間だけどね。」

鶴「そう言う人間は初めてだな。人間は嫌いか。」

私「うん。嫌い。」

鶴「はっはっは。流石、俺たちの主だ。飽きないな 笑」

ジャリ

私「鶴丸」

鶴「あぁ」

アイツらが私たちが来ることを予想して神社の少し手前で待っていた。

鶴「ここは俺に任せて先に行け。」

私「わかった。気を付けて」

鶴「あぁ、主もな。」

鶴「うん。」

私は澪たちのもとへ急いだ。

少し走ると見覚えのある神社の鳥居が見えた。

神社だから流石に簡単には入れないという考えは間違いだった…

既に刀を持って向かい合っている澪がいた。

気づかれないようそっと近づくと遡行軍が、刀を澪めがけて振り上げた。

澪「い、いや!やめて…

私は走って遡行軍と澪の間に澪を庇うように割り込んだ。


ザシュッ!

私「…」

背中が切られ今まで感じたことのない痛みが襲ってきた。

澪「碧!」

私「お待たせ、遅くなってごめんね。刀貸して。」

澪「でも…怪我してる!ダメだよ!」

私「刀貸せ!!俺の言うこと聞けねぇのか小十郎!」

澪ははっとして私に刀を渡した。

私「ん。それで良い。」

私は遡行軍の方を向き、刀を向けた。

私「大切な人に何してくれてんだ。これ以上、私から何も奪わないでよ。」

そんなの知るかというかのように刀を振りつけてきた


私「もう、お前を先に逝かせねぇよ…」

澪「!」

私「鶴丸!」

鶴「よっと!随分と派手にやられたねぇ。」

私「殺れ。」

鶴「御意」


目にも留まらない速さで遡行軍が倒れていく


最後の一人と思われる遡行軍が鶴丸ではなく私めがけて襲ってきた。

痛みのせいで苛立っていた私は遡行軍の胴と頭を切り離した。


バタッ


鶴「グロいことするねぇ 笑」

遡行軍全滅

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