第10章 やっと揃った双竜
部屋で出掛ける準備をしているとスマホがなった。
私「誰?こんな時間に。」
見ると澪だった。
出てみると
澪「碧!ど、どうしよう!」
私「何が?少し落ち着いて。」
澪「なんか、黒い袴着たゴツい人たちが神社の外ウロウロしてる…」
私「は?」
何で…
何でそっちに行くんだよ…
澪は関係ないだろ
私「澪、おじさんたちを家から出さないで。家で一番奥の部屋に連れてって。あと、神殿にある御神刀を持ってて。何かあるときはそれで切ればいい。今行くから。」
澪「わかった。でも、私、刀使ったときない…」
私「無理しなくても良い。使うまでには私が行くから。」
澪「うん…早く来てね。」
私「うん。一旦切るよ。」
急がないと、おじさんたちまで危ない
そう思うと体か勝手に動いて玄関に来ていた。
靴を履いてると
光「もう行くの?朝御飯食べてないし予定の時間まで…」
私の目を見た瞬間、光忠が黙った。
その後ろから、鶴丸が来ていつもの白い戦闘服を着ていた。
鶴「話、聞いたぜ。君だけじゃ危ない。俺も行こう。」
私「一軍は残っててっていったでしょ。」
鶴「一人抜けたぐらいで崩れるような奴らじゃない大丈夫だ。光忠宜しくな。」
光「うん。鶴さんも主を宜しくね。」
何を言ってもだめだった。
私「わかった。行こう。」
鶴「よし。」
光「行ってらっしゃい。気を付けてね。」
光忠の声をしっかり聞いてから本丸を出た。
お願いだから無事でいて…
もう私(俺)より先に逝かないで…