第8章 記憶
澪side
久しぶりに碧に会った。
性格とか少しも変わってなかった。
変わってたらどうしようかと思った。
私の唯一の友達。親友。
私は小さい頃からいじめられていた。
家が神社で気味悪がられた。
何か変な現象が起きるとすぐ私のせいにされ辛かった。
ある日、転校生が来た。
その子は自己紹介で歴史や刀が好きと言った。
皆には少しも変わってると言われていた。
その子が来てからも私はいじめられていた。
集団で囲まれているとき、あと少しで叩かれそうになったとき
碧「集団でなにしてんの?」
と声をかけてくれた。すると言い訳を言い始めた。
「こいつのせいで変なことが起きるんだよ。こいつの家、神社だからそのせいだ。」
すると
碧「ふーん。その証拠はあんの?澪ちゃんが悪い証拠は?見せてよ。」
「え?証拠…証拠なんてねぇーよ!」
碧「じゃあ、澪ちゃんが悪いって決めつけるのはおかしいよね。お前らただいじめたいだけだろ?知ってる?神社に関係している人をいじめたり傷つけたりすると呪われるんだって。澪ちゃんをお前らがいじめてるから変な現象が起きるんじゃないの?結局、変な現象はお前らが原因だね。」
「うるせー!いっいこうぜ!」
凄い圧と歴史好きにしかわからないことを喋り皆を追い返してくれた。
碧「澪ちゃん、大丈夫?」
澪「うん。良いの?私をかばって。いじめられちゃうよ…」
碧「別に。あんなのにあれこれ言われても何ともない。さっき話したの嘘だけど本当に呪われれば良いのに。歴史のあるものをバカにされんのが腹立つし、そもそも澪ちゃん悪くないし見たらほっとけない。」
澪「助けてくれてありがとう。本当に歴史好きなんだね。」
碧「うん、好き。帰ろう。」
澪「うん!」
その帰り道
澪「今日助けてくれたお礼させてくれない?」
碧「いいよ、そんな事しなくても。自分がしたくてしただけだから。」
澪「だめだよ!こういうけじめはちゃんとつけないと!」
碧「そこまで言うなら…澪ちゃんのところの神社見せて。」と