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高嶺に咲く【BTS】

第18章 秘蔵メンバーと友


シヒョクは大変悩んでいた。
それは、彼等のデビュー日である。
人数は多方決まったが、

まだ、何かが違う気がする。

そう彼が悩んでいれば、彼女はひょっこりと顔を出した。

「アボジ………考え事ですか?」

首を傾げ彼女は疲れているだろうに自身の心配をしてくれる。
ツアーが終わり、本格的に彼等と合流しようと努力して、彼等に負けないくらい踊っているんじゃないだろうか、

彼女の練習量は少し他より、多く。

何故なら彼女は男性グループの1輪の花になる為に努力している。
つまり、男性顔負けのダンス技術を習得しようとしているのだ。
そんな彼女は現在、世界的スターであったのに、

自身のそんな提案を快く受けてくれた。
だから、シヒョクは思う。

世界一の歌姫が……
世界を捨ててまで、仲間になりたいメンバーでなければならない……と

「あぁ、ちょとな…大丈夫だよ……それより、サユこそ、大丈夫か?」

「え?大丈夫ですよ!!早くデビューしたいですね!」

彼女は笑う…先を夢見て、
彼女の笑顔とグループ感を守るのに必要な何か……それは…一体なんなのだろうか、
そう、シヒョクは頭を再び悩ませ、彼等のことを考え続けた。
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