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高嶺に咲く【BTS】

第16章 ウサギと兄達と華


最初は人見知りだった。

あの日、以来……彼等と少し打ち解けた気がする。彼等との出来事を思い出し、
腕の中にいる彼女をジョングクは、これからも…俺達のメンバーなのだと噛み締める。

彼女はジョングクのそんな思いなど知らず恥ずかしがりながら、彼にこう言った。

「っ楽しみですね…デビュー…いつになるのでしょうっ?」

「PDはもう少し、メンバーがいるって言ってたね……」

ジョングクと彼女はあの日、以来、よく一緒に話をしたりしている。
理由は彼女が言った言葉がきっかけだった。
“ 忘れないって言ったでしょ?“

彼女は覚えてくれていた。自身の夢を……名前を……
そして、顔を……全てが嬉しくて、

さらに憧れの少女がメンバーなのだどんなグループになるのか、楽しみで仕方ない……


でも、ジョングクは彼女を超えることも目標としていたから、少し変な感じもしていた。

「まさか、一緒のメンバーに入るなんてね……俺はサユを超えたかったんだけどな…」

大好きなBIGBANGと同じくらい人気があり、
そして、同い歳で先に舞台にたっていた。彼女だったから、

でも、彼女にそれを言えば、彼女はただ笑った。

サイン会で彼に見せた綺麗な笑顔をみせて

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