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高嶺に咲く【BTS】

第11章 姫出発と王子達


彼女のステージは、全ての練習生や歌手やダンサーを目指す人々に勇気と希望を与えた。

世間でも、彼女が練習生の為に沢山の曲を与えたとかなり有名になり、

それと同じくして、彼女はある事を彼女を知る全ての人々に発表する。


「皆さん…本日のステージ楽しんで頂けましたか?……そして、この度、重大な発表をさせていただきます。」

なんだ?なんだと驚く中、
練習生もそれを知らなかったのか、動揺が隠せない。

もちろん、あの3人も彼女から1度も聞かなかった話にただ、茫然と彼女の話を聞いていた。

そして、彼女は練習生とそれを目指す者達に言った。

「皆さん、サラン事、パン・サユはソロからグループに入る事になりました!」

グループ?ソロ活動をしてきた彼女が?

周りは彼女の言葉に騒ぎ出した。


「サラン!!どういう事?」

「これからどうするの!?」

「グループ!?どういう事!」

ファンの声に耳を傾け、彼女は少し、
人の圧にやられながら、目を瞑り、こう続ける。

「今!!これを見ている全ての方に連絡します。BIG HITはずっと、アイドルグループを作る為、これほどの練習生を集めて来たのです。

そして、そのグループは進み続けることが、出来る…そんな人達を目指しています。だから、そこで、パンPDが!私もメンバーとして加える事にしました。
活動はこれまでとは、いかないかも知れませんが!新たなパン・サユとして、もう一度、この場に戻って来ます!だから、これからも、応援してくださいお願いします!!」

新たなグループ、しかも、そのメンバーの1人は世界的な歌姫だ。
メディアが騒がぬはずがない。

かなり、期待を受けるグループになるだろう。
後、彼女の新たなる始まりも周りのファンにとってはかなり楽しみな事だった。

だから、ファンは叫ぶ。


「絶対!!帰って来てね!どんなサランでも、愛するよ!」

「サユは最高の歌姫だから!ずっと待ってる!!」

「楽しみにしているね!!」

批判的な声は思ったよりも、少なくて、
彼女はファンの暖かい言葉に涙を流す。
これが、彼女のファンが見た。彼女の初めての涙だった。

「っコマォヨ……」

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