• テキストサイズ

高嶺に咲く【BTS】

第10章 新プロジェクト


彼女が考える中、シヒョクにはもうひとつの考えが浮かんでいた。

彼女をそのグループに加えたらどうだろうかと……

今、彼女はかなりの批判を浴びせられ、それでも、全て独りで交わし、上まで上り詰めた。
だから、彼女は彼等やアイドル界に…高嶺の花と呼ばれている。
そんな彼女をメンバーにしたら、きっとさらなる高みにいけるのではないかとシヒョクは考えたのだ。

これは、彼女にシヒョクが言っていないこと……
それに、人が苦手な彼女を人の輪に放り込むなんて、
彼女の本領が発揮されるかは、分からない……

これは賭けだ。
しかし、シヒョクはこの向上心を言わずにはいられなかった。

「サユ……それでな…言いたいことがあるんだ……」

「何ですか?」

「お前もそのグループに入らないか?」

シヒョクの言葉に彼女は目を見開く。

「え?……私は歌手になってますよ…」

「だけど、アイツらにはきっと必要な奴になると私は思う。」

シヒョクの話はまさかだった。
シヒョクは彼女の反応に賭けは失敗かと思ったが、
彼女は真剣な瞳を向けてこう言った。

「……アボジ……私ね、アボジにあの3人と組んで音楽やってて言われた時、嬉しかったんです。
毎年、色んな人とコラボするようになったけど……1番嬉しかったの……」

これは、彼女の思いの変化だった。

そして、シヒョクは少し大きくなった娘に思う。

あぁ、こんなに笑うようになったんだな。

「なら、やって見るか?」

「はい!やってみたいです。」

あの時の彼女が少し、変わったのは、確実にあの3人が原因だろう。

だからシヒョク思う。

これは、素敵なグループになるのではないかと
/ 176ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp