第9章 彼女に少しの幸せを
Bighitに新たな練習生が入ったらしい…
その彼は、踊りが得意で、笑顔が素敵な少年だった。
そして、ナムジュンとユンギの住む宿舎に彼は加わるようだ。
宿舎に入って来た彼にナムジュンは挨拶する。
「どうも!キム・ナムジュンです!」
「あ、チョン・ホソクです……」
「後、もう1人いるんだけど…今はきっと彼女といるのかな?…」
「彼女?」
ホソクが首を傾げると、ナムジュンは笑った。
「ほら、うちの事務所はサランがいるだろ?多分、サランといるんだと思う。」
サラン……あ、ホソクは聞いたことのある少女の名に目を見開く。
「仲、いいんですね…確か、人苦手なんですよね…サランって、」
そうホソクはナムジュンに聞くと、
ナムジュンは彼に言った。
「きっと、君も関わるとわかるよ……あの子は、1人じゃ何もできない子だからね……」