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高嶺に咲く【BTS】

第8章 暗がりと彼女


彼女はずっと憧れのスターだった。

デビュー曲を聞いた時、俺も頑張らなきゃって思えたんだ。。

ユンギはそう彼女の曲に出会った時の事を思い出す。

まぁ、彼女は人見知りで、手紙とかだと良く会話してくれていたが、普段は本当に口数が少ないらしくあまり話せていない……、……
嫌、懐いた奴にはとことん甘えるタイプか……

でも、彼女は人見知りだが、他人の心配を人一倍考える。

例えば、曲を作りのため、作業室に籠れば、、決まって、中にコーヒーを置いていく。

そして、手紙を置いていくのだ。

無理し過ぎないで、下さい…

彼女は10代……まだ、若く、しかも、過去のせいか、どちらかと言えば、人前には立つべきではない……

が、彼女は嫌な顔は見せず、ファンの前に必ず出る。

どんな事を言われようが、否定されても構わない……応援してくれる人と恩返しをしなければならない人達の為に彼女はステージにたっていると、ユンギはナムジュンから聞いていた。

また、他人、お前だって、疲れてる癖に……弱音だって吐いたっていいのにな…

ユンギはそう思うと、彼女が持ってきたコーヒーを飲み干すのだった。

だが、2人は知る事になる。

何時も、他人を考え生きる彼女の心の闇を


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