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高嶺に咲く【BTS】

第7章 August


彼女から返事が来た。今日も彼女に忙しいであろうそいつに手紙と曲を送った。
そう部屋の椅子に腰掛け、1人の青年は手紙を開く。

彼の名前はミン・ユンギ、ずっと、彼女に手紙を送り続けているAugustだ。

彼は現在かなり焦っていた。上手く成果も挙げられず。両親にも反対され、
今は兄の元で親元から少し離れて暮らしている。

何度、聞いても彼女は言ってくれた。
あなたは才能がないはずないと、

何度も思ったし、お世辞だろとか、マイナス的に考えた事もあった。

だが、今日の手紙は少し違う。

手紙ともう1枚の紙が入っている。

そして、手紙にはこう書かれていた。

“勝手な事かも知れませんが、あなたは素敵な曲を作れる素敵な人です。だから…音楽を楽しめる人なのに、それを諦めないで欲しいです。
今、困っていると思います…辛いと思います…でも、必ず先は見えますから、

だから…勝手かもしれませんが、辞めてしまうのなら、1度、このオーディションに参加してください!と言っても、勝手にエントリー枠を勝ちとったので、来て下さるなら嬉しいです“

「BIG HIT……作曲家、オーディション……」

作曲家や作曲できる奴は、
BIG HITにこい!

審査に通れば即採用。練習生からスタート出来る。

夢のようだった。

そして、思う。やっぱり、彼女は誰よりも確り自身を見てくれていたのだと、

「オーディション……受けよう」

受けなければ、だって、憧れの彼女に褒めてもらえたのだから…

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