第6章 彼女の為のモンスター
それは、1曲のCD
「次、ナムジュンさんがソロステージが決まった時にでも歌って下さい……貴方の為に、私なりに作ったラップの曲です」
とても綺麗で素敵な贈り物を
ナムジュンは彼女のかわりに抱きしめる。
彼女はナムジュンを何時も励ましてくれる。
「本当にサユは…色々俺にくれるね…」
「え?……今、呼び捨て、」
「嫌だった?」
「っ……そうではなく恥ずかしい……けど、なら私は………ナムっオッパって呼びます」
頬を染め、目をそらす彼女、
全く素でやるから恐ろしい、
けど……これから、来る人も彼女にきっと救われていくはずだ。
そして勇気も貰うはずだ。
だから…それまで、少し、君を独り占めする事にする…
でも、それが君を傷つけるような奴ならば、俺はきっとそいつを許さないだろう……
彼女はそう言うやつらに怒らないし、泣きもしない。ただ、しょがないで返すんだ。
だから俺が君が怒らないかわりに、君のための怪物になる。
君の隣にいける男になるよ……だから、待ってて、
ナムジュンは彼女の頭を撫でながら、そう心の中で呟いた。