第31章 日本デビュー
日本デビュー
バンタンの日本デビューが決まった。
彼女の生まれた地に行けると嬉しく思う彼等。
まぁ、彼女にとっては日本は只のの生まれた地というだけなのかもしれないが……
彼等は、彼女の生まれた地は彼女の最初の故郷であり、そこで、2度目のデビューができるのだ。嬉しくないはずがない。
「ねぇ?サユ?、日本で覚えてる事無いの?」
ホソクは、彼女に質問すると、
彼女は悲しげに下を向いた。
「すみません……本当に覚えてないんです………」
彼女の申し訳なさそうな声に、
2人の会話を聞いていたジミン
は拳を握り締める。
君は、きっと嫌な思い出が苦しいから、
きっと思い出を消しちゃったのかもしれないね………
せっかく、君が誕生した場所に行けるのに
なら、………
ジミンはホソクと間から手を伸ばし彼女の手を掴んだ。
「じゃあ、僕らとの思い出を作ろう?」
「?」
「沢山作って、笑おうよ!!」
ジミンの言葉にホソクは彼の肩を叩く。
「お!ジミナいい事言うな!そうだよ!サユ!俺達で笑おう。」
2人の笑みに彼女も向日葵のような笑みを浮かべこう言った。
「はい!………沢山笑いたいですね?」