第26章 天使な寝顔に
天使な寝顔に
キム・テヒョン…絶賛心臓が破裂しそうです……何故ならテヒョンは彼女のベッドで彼女を抱きしめているからだ。……
それは、数時間前の事、彼女を部屋のベッドの上に寝かせた時、、
テヒョンが帰ろうと振りかえれば
「っ………いかないで……」
と彼女に服を掴まれた。…
…
テヒョンは泣きそうな彼女の手を握り、しゃがみ込む。
「サユ?どうしたの?」
そう言うと彼女はハッとなり手を離してしまった。
「っすみません……」
謝り、下を向く彼女……
「ねぇ?サユって独りじゃ寝れないの?」
テヒョンの質問に明らかに動揺する彼女、
テヒョンはそんな彼女に優しく笑うと
「あははっそうなんだ~…
…じゃあ、どうして?1人部屋?
まぁ、女の子だからって思ったんだけど………違うの?」
彼女の頭を撫でた。
撫でられた彼女はバツが悪そうにそのまま横になる。
「違うんです……寝ると、お父さんとお母さんの顔がチラつくのです。後、夜は暗いから………地下室に居るみたいに怖いんです……でも、大丈夫ですから、…」
彼女は強がり、そっぽを向く。
そんな彼女にテヒョンは少し、ため息混じりに呟いた。
「全く〜遠慮してるの?俺達はそんな頼りないの?」
「違ます…テヒョンオッパ……頼りにしてるからです………迷惑かけたくないんです…………」
彼女の言葉にテヒョンは横になった彼女の傍に座った。
そして、彼女の顔を自身の方に向かせ。
ベッドの音がギシリとなる中、2人の視線はぶつかる。
「じゃあ、俺の勝手にする。眠いから!!ニヒヒ!!」
テヒョンがそう笑い。そう今の状況になった。