第25章 彼女と宿舎と愛
彼女はトラウマの中で生きている。
なら、何故、1人部屋をPDは選択したのだろう。
すると、それを聞いていた。セジンが口を開く
「………お前らに遠慮してだよ……」
「えっ、?」
「あいつは家でもそうだったらしい……
多分、頼めなかったんだろうな………
だから、PDは無理に一緒の部屋にするのもと思ったんだ…だから、見てやって欲しいんだよ………あいつ、よくなく泣き虫だから………」
「なんで?ヒョンとヌナが知ってるんですか?」
ジョングクはそう2人に質問する。
「何度も起きちゃう姿見たことあるのよ…」
ジョングクの問いに2人は何かを思い出し笑った。
「最初にBIG HITでサランにあった時、
楽屋であの子倒れちゃったの…その時にね……今は大分人馴れしてるけど、デビューするまで大変だったんだから、シヒョクさん以外ダメでね……
僅か半年でも、デビューしてからも大変でね……」
「俺なんか……最初会った時、マネージャーなのに会わずに随分文通したな……」
「あ!あれでしょう?車逃げたし事件!!」
「あー…毎回、お疲れ様ですっ…頑張って帰りますって逃げて結局、帰れないから捕まるんだ。社長に…」
「あははっ!!あの時のセジン傑作だったわ!だから、貴方達はこれから、きっとずっとあの子と居てくれるから頼むの。
直ぐ、私達と過ごした時間より上を行く君達に、あの子の手、絶対離さないでね………」
2人は懐かしそうに話す分彼等は2人が彼女といた時間の差を感じた。
その差に少し、嫉妬しながら、
彼等は2人の頼みにこう呟いた。
「えぇ!離してって言われても離しませんよ……」
だって、何よりあの子の事が大切なのだから、