第1章 俺の好きな人。
俺には好きな人がいる。
2年前から仕事を一緒にしていて、
なかなか思いを伝えられなくて悩んでいた。
今日は彼女の誕生日、
俺は「今日しかない」と思った。
俺には友逹の
『はじめ、たなっち、よーへーくん、ともたか』
がいる。
相談したら、
全員答えは一緒だった。
『がんばれ!』
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俺は綺麗な夜空が見える屋上に彼女を呼んだ。
「いきなり話ってどうしたん?」
可愛い彼女の顔がトビラからひょこっと出る。
「ちょっとね」
微笑んで言うと彼女出てきた。
「綺麗な夜空だね」
「そうやな~」
「君の方が綺麗だけど」とか「月が綺麗ですね」なんてそうは言えず.....
空気を吸い込み勇気を持って彼女に思いを伝える。
「ねぇ」
「なに?」
「前からずっと、ずっと好きだった。
俺をもっと男としてみてほしい。
俺と.....付き合ってほしい!」
俺は精一杯自分の気持ちを彼女に伝えた。
彼女は、
「.....はい、喜んで」
俺の気持ちにYESをくれた。
彼女を見ると綺麗な顔には一筋の涙が流れていた。
「私もだいちくんが好き。」
なんだ両思いだったんだ。
「ずっとだいちくんを愛してる、
どんなことがあっても忘れへん。」
「うん、約束。」
俺は彼女の唇にキスを落とした。