第2章 1-E 威土 秋璃
机についたアイスをそばにあった布巾で自分がふいとったら。
誡「で、いんのかよ。好きなやつ」
秋「そんなんおるわけないやろ」
誡「……ふーん」
なんやねん、その冷めたよーな返事は!
秋「そーゆうおまえはどーやねん?好きな奴できたんか?」
自分も『ふーん』って言ってやる!
結構イラってくるんってことを教えたるわ!!
誡「いてるよ。」
秋「ふーん…えっ⁉︎おるんかいな‼︎」
誡「は?いてるに決まってんだろ。」
え、誰?
誰なん誡斗の好きな奴って?
自分が頭に”ハテナ”のマークを浮かべてる間、誡斗はなんでかしらんけど優しい顔で笑っとった。
誡「ん、じゃあ、帰ろーぜ。ここは俺が奢ってやるよ」
秋「え、あぁ、ありがとぉーな。」
店員「ありがとうございました!」
元気に送り出された自分らは結構暗なった帰り道を2人してあるいてた。
真っ暗ゆーても街灯とかあるさけ、まだまだ明るいんやけどな。