第1章 夜這い

　久しぶりに敬人の頬にキスしました。忙しいのに相変わらず綺麗なお顔立ちですね。額や瞼にも手を取って手の甲と手のひらに手首にもキスをしましたが、敬人が起きる気配はないです。取った手も力が入っておりませんし。

「……」

　敬人の首筋に顔を埋めつつ、服越しに体に触れていきました。服の中に手を入れたい気持ちもあるのですが、少し気が引けたので出来ませんでした。

「…ぅ」

　身体を敬人に密着すればするほど、敬人の心地いい匂いに欲情していく自分に気づかされます。敬人が欲しくて仕方ありません。浴衣とベビードールに隠されてるはずの乳首も立ち上がって敬人の身体に当たると気持ちいいです。つい擦りつけてしまいます。

「はぁ…けぇと…」

　そんなことをしていたらお腹から下も熱くなってきました。自分で浴衣の裾を分けて手を入れて下着を確認すると結構濡れていました。興奮してきている私は自分で下着を脱いで自分の割れ目を触りました。触るだけが中に指も入れて動かしていました。

「んぁ…けぇと、けぇと…」

　いつもみたいにその長い指で私の中をかき回してほしいです。いったら敬人の大きなものを入れていっぱいくっついていたいです。
　敬人、敬人…

「あぁっ」

　自分の指でいってしまいました。いつの間にか目を閉じていて、開いて下を見たら敬人のおちんちんがズボン越しで見てもわかるくらい大きくなっていました。

「……？」

　寝てるのになんで大きくなってるんでしょうか？　起きてる様子は、なさそうです。相変わらず身体は熟睡独特の脱力状態です。頬は赤くなってますが。

「……朝起ちと同じ原理なのでしょうか？」

　気になって敬人のズボンを寛げて下着から出してみるとやはり勃起してました。出すときに触ったらまたお腹の下が熱くなるのがわかりました。このまま入れたらどうなるのでしょうか？　もう欲しくて…欲しくて…

「んぅっ、あっ」

　敬人の膝の上を跨いで私は自分で自分の中を敬人のもので貫きました。でも、奥まではまだ入りきってない状態です。貫いただけでも中が気持ちよくて腰が落とせないでいました。

「はぁ、あ…んぁぁっ！？」
「……くっ」

　そのまま敬人の肩に捕まって一旦やり過ごそうとしたとき、頭が真っ白になりました。