第14章 ☆学・校・拒・絶
麻里「……………」
隼「貴様…」
弦太郎「…どした?なんか悪いこと言った!?」
弦太郎が慌てていると麻里は携帯を開いて悲しい顔をした
麻里「俊くんも…前は元気な顔してた…。でももうこの笑顔はない…グスッ…学校にも出てこなくなって…!!…私にも全然連絡くれなくて…っ…!!もう心配で…っ!!!」
弦太郎「任せろ。必ず学校に復帰させてやるからな…!!」
麻里「ホント!?」
弦太郎「おう!俺は三浦に言ったんだ。お前ともダチになるからなって」
麻里「ホントにー!?」
麻里は弦太郎に抱き着いた
弦太郎「き、傷ついた心にはダチが一番の特効薬だ。朝、昼、晩、俺という薬をきっちり飲み込ませてやるから安心してろ!」
麻里「え…?」
弦太郎達は三浦のいる三浦写真館へ向かった
ガチャッ
三浦写真館の扉を開けるとちょうど目の前に三浦がいた
弦太郎「おぉ三浦!!待たせたな!お前とダチになりに来たぜ!」
三浦「お前…!!帰ってくれ!」
「何なんだ?君たちは」
麻里「おじさんすいません!」
弦太郎「明日の朝!!一緒に学校に行こう!!」
三浦「学校…?学校なんて行かない…!二度と行かない!!」
隼「三浦。俺のしてたことは、もう一度謝る。だから…」
三浦「そうじゃないんです…。わかったんです…。俺なんかいくら頑張ったって…楽しい思いなんかできない…。学校なんて灰色だ…」
麻里「どうして………」
三浦「全てがつまんない」
麻里「どうしてー…っ…!!」
麻里は泣き崩れた
は麻里に駆け寄った
隼「三浦…!!」
弦太郎「そんなこと本気で言ってんのか!?」
三浦「…………」
弦太郎「よし。さぁ俺を飲み込んでみろ!!」
ユウキ「あちゃー…!」
三浦「………」
弦太郎「恐れるなって!良薬は口に苦い。最初は苦いかもしれないが、俺は絶対体に良い」
弦太郎は手を差し出した
パシンッ
三浦は弦太郎の手を弾いた
三浦「!!!」
『…?』
一瞬だけ…三浦くんが怖がったように見えた…?
三浦「俺のことは…構わないでくれ!!!」
三浦は写真館を飛び出した
弦太郎「おい待て三浦!!俺を飲めー!!」
弦太郎達も写真館を飛び出した
もその後を追った