第12章 ☆消・失・月・戸
―――放課後―――
ユウキ「!!」
『あ、ユウキ!一緒に…何そのダンボール』
ユウキはなぜかダンボールを持ちながらの前に現れた
ユウキ「、牧瀬くん知ってる!??」
『牧瀬くん…??あぁー…うん。何回か告白されたことあるけど…』
ユウキ「見てこれ!!」
ダンボールを開けた
『う…わぁ…』
中にはたくさんの手紙やプレゼントが
ユウキ「これから牧瀬くんのところに行くところなの!もいろいろされてたら一緒に行こうと思って!」
『そうなんだ…』
ユウキ「一緒に行って言お!!」
『う、うん…』
確かに牧瀬くんにはかなり手紙をもらった…
何回も何回も「ごめんなさい」って言ったのに…
これはいいチャンスかもしれない!!
ユウキも一緒だし!!
―――天文部*部室―――
ザザザザザザザッ
牧瀬の目の前で手紙やプレゼントが入ったダンボールを逆さまにした
ユウキ「お願いだからこういうのやめて?牧瀬くん」
牧瀬「…………」
ユウキ「手紙やプレゼントだけじゃない。電話やメールも!これじゃあストーカーだよ!」
牧瀬「だって城島くん…全然天文部に顔を出さなくなったじゃないか」
ユウキ「元々入ってないし。ちょっと星に興味があっただけで、牧瀬くんが無理矢理部員にしたんじゃない」
牧瀬「えっ…」
ユウキ「そんな強引だから、1人も部員がいなくなるんだよ!?」
牧瀬「………………」
ユウキ「ほら、も言いたいこと言いなって!」
『え…う、うん…』
ユウキ「ほら!」
『あ…あの…私も…何回も言ってる通り…あなたの気持ちは嬉しいんですが…あなたの気持ちに答えることはできません…、ごめんなさいっ』
ユウキ「よし!とにかく、全部やめてね!じゃ!」
牧瀬「ちょっと待ってよ…!」
ユウキはの腕を掴んで部室を出た