第10章 ☆魔・女・覚・醒
―――ラビットハッチ―――
弦太郎はフォーゼになり、スイッチを試していた
弦太郎《参ったなぁ…全国を転校してきたけど…魔女と友達になるのは初めてだ。うわっ!!うわぁぁぁ!!》
フラッシュモジュールが眩しすぎて部屋から出てきてしまった
無重力の状態になっていたのか、フォーゼが浮かんでいる
JK「うわっ!」
JKはびっくりしてレバーを下げた
フォーゼは壁に激突した
弦太郎「サンキューJK」
賢吾「何やってんだ。集中できないならスイッチテストはもうやめだ」
JK「ははっ…野座間友子ねぇ…。典型的なゴスガールッスね!」
隼「正直引くよなぁ…。あの手のダークな女の子たちは」
美羽「そのうえオカルト趣味にはまってるんでしょう?お決まりの変人コースまっしぐらじゃない」
ユウキ「ん~…でもおもしろそう!あたし魔女の密会にも誘われたの!」
賢吾「あんな変人に関わるな。例の、月世界の魔女…とかいう本も調べてみたが…デタラメだ」
JK「けど、鵜坂律子、倉持ゆり、岡村雅美の3人でしょ?実際、ちょっと不思議な噂も立ってるんスよ。あいつら」
3人を見て「気持ち悪い」と言ったやつらの持っていたジュースが爆発したらしい
弦太郎「えぇっ!!ジュースが爆発!?」
隼「そんなバカな…」
弦太郎「ユウキ…!その魔女の密会、俺も連れてってくれ…!」
ユウキ「弦ちゃん、男の子は魔女になれないよ?」
弦太郎「いや、そういう意味じゃなくて…。あいつの…友子の目…。どうにもなんか引っ掛かるんだ…」
美羽「そういえば…は?」
賢吾「今日は見てないな…」
ユウキ「あたしも一回も見てないなぁ…」
弦太郎「…」
JK「どうしたんですかね…」