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仮面ライダーフォーゼ

第9章 ☆敵・騎・連・携




『はぁ…はぁ…』

壁を伝って歩いていくが倒れこんだ

弦太郎「!」

後ろから弦太郎が追ってきた

は急いで立ち上がり、弦太郎から逃げた

弦太郎「おい!なんで逃げんだよ!!」

足をケガしているは弦太郎に勝てるわけはなく…


ガシッ


弦太郎「待てって!!」

『離して…っ』

弦太郎「落ち着けよ!!お前ケガしてんのに…」

『…っ』

目から涙が溢れる

『ほっといて…!かまわないでよ…!』

弦太郎「そんな状態のお前をほっとけるか!!」


ギュッ…


弦太郎「お前の泣く顔なんか見たくねぇよ…」

弦太郎はを抱き締め、の涙を学ランの裾で拭いた

弦太郎「俺がお前の笑顔を守るから」

『え…』

弦太郎「お前を泣かせる奴は許さねぇ。泣かせた奴は絶対に倒す」

『弦太郎くん…』

弦太郎「だから…もう泣かないでくれよ…」

弦太郎は優しく抱き締めた

『…ありがとう弦太郎くん……』

弦太郎くんが一緒に学校に戻ろうって言ってくれたが、断った

一人で猟犬座ゾディアーツを探す


《猟犬座の繋ぐ鎖》


ズキンッ…


『…っ』

学校に近づくにつれ頭痛が増す


『学校の方だ…』


―――――


ふらつく足で学校に着くと戦いは終わっていた

スイッチはに吸い込まれるように入っていった

『…っう…』

賢吾「!!今までどこに…」


ドサッ…


賢吾「!!」

JK「姫!!」

『はぁ…はぁ…はぁ…』

弦太郎がを背負い、ラビットハッチに行った


『う…』

弦太郎「おっ!目ぇ覚めたか!」

『弦太郎くん…』

賢吾「大丈夫か…?」

『うん…』

賢吾「まったく…今までどこにいたんだ」

弦太郎「み、見てくれ!!」

『?』

弦太郎「初めての50点だ!!」

『わぁ…よかったねぇー…!よく頑張ったね!』

弦太郎「おう!!!」

『ふふっ…』

弦太郎「(ドキッ…///)」

ユウキ「あれ!?弦ちゃん顔真っ赤だよ?」

弦太郎「な、なんでもない!!」

ユウキ「え~??」

弦太郎「(を見ると心臓がうるさいぞ!?胸がギューって……)」

賢吾「………………」

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