第6章 ☆友・情・表・裏
―――朝―――
教室であの本を読んでいた
ページをめくると文字は消えていた
『じゃあ…カメレオンの皮膚は手に入ったんだ…』
賢吾「そういうことになるな」
『よかったぁ…どうなることかと…』
賢吾「これで二つ目か…」
『全部集めればいいんだよね…』
賢吾「あぁ…」
弦太郎「よう!!」
『あ。おはよう!!』
弦太郎もユウキも揃った
JK「ちっすー!!せんぱーい♪」
教室にJKがやってきた
弦太郎「うおっ…朝からどうした」
JKは弦太郎に抱きついた
賢吾「君は我々にはもう関わりたくないんじゃなかったのか?」
JK「そんなことないっすよ??俺と如月先輩は、大親友っすから♪」
ユウキ「大親友!?」
JK「そう!!俺と先輩は、クイーンフェスの時に一緒に頑張った間柄っすから!!」
ユウキ「何かとてつもなく胡散臭い」
JK「なんてこと言ってんすか!!今日はその先輩に感謝の意を込めて、パーティーのお誘いに来たんスから♪」
弦太郎「あー…俺はいいや!」
JK「この学校の全員と友達になる男!!如月弦太郎っしょ??」
弦太郎「いいやお前とは」
JK「俺だけハブっすか!!」
弦太郎「お前はヘビじゃねえよ」
JK「ヘビのハブじゃねぇっすよ!!仲間外れのことっすよ…」
ユウキ「どうしたの?いつもと違うね」
弦太郎「うーん…なんかなぁ…お前と友達になるのは一番最後でいいや」
JK「なんでぇ~…今なりましょうよぉ~!!今すぐ!!」
弦太郎「ホントにそう思ってんのか?」
大杉「ほら席つけ席~!」
JK「やっべ!!」
JKは教室から出て行った
大杉「おい如月…!お前何でその服なんだ。制服ぐらいなぁ、転入する時に用意しとけ」
弦太郎「でも俺これ、気に入ってるんす!!」
大杉「気に入るとか気に入らないじゃない。規則だからちゃんとしろ!」
弦太郎「この学ランは俺の一部。血と汗と涙が築いてるんです」
大杉「だったらクリーニングに出せぇ!!」
『まぁまぁ先生!!落ち着いてください』
大杉「姫がそう言うなら…ったく…いいか、後で」
弦太郎「職員室に来い!っすよね?」
大杉「ったく…」
大杉は教卓に戻って行った
弦太郎「サンキュー!」
『どーいたしまして♪』
弦太郎「大杉はに甘いなー…」