第47章 ☆天・秤・離・反
我望「もちろん。この学園は私の宇宙だ。それを構成する君たちの可能性を限界まで伸ばす。そのためにはどんな苦労も厭わない」
弦太郎「偉いぜ理事長!さすがは元宇宙飛行士!」
流星「でも…何で理事長がわざわざ?」
我望「何でも1人でやらないと気が済まないんだ。どうしても人に任せられなくてね」
弦太郎「寂しい!1人でやるより、みんなでやろうよ!今日から俺がダチだ!これからは何でも手伝う」
我望「君が友達?私の?」
弦太郎「あぁ。俺は如月弦太郎。天ノ川学園の全員と友達になる男だ!!」
我望「ふっ…。若いということは素晴らしい。自分の価値観だけが絶対だと思い込める。人間には…友達を必要としない人種もいる」
賢吾「それはどういう意味……!!」
賢吾は倒れてしまった
それを我望が受け止めた
『賢吾くん!』
―――病院―――
弦太郎、ユウキ、は草尾ハルのお見舞いに来た
ちなみに賢吾は家で寝ています
弦太郎が蘭の肩に手を置いた
ガッ!!
弦太郎「うわっ!!!」
合気道で弦太郎を投げ飛ばしてしまった
『あらら…』
ユウキ「すいません、すいません!」
同じ病室にいた人たちが驚いていた
蘭「すいません…!!」
弦太郎「相変わらず蘭の合気道はすげぇな」
『かっこいいね~…!』
蘭「いつでもライダー部の活動ができるように稽古してるんです!」
ハル「弦太郎さんたちのおかげで、僕は怪物から人間に戻ることができた。この恩は…早く返したいんです!」
―――――
お見舞いも終わり、蘭が見送ってくれた
蘭「学園で怪物になるスイッチをばらまくなんて本当に許せない。私も一緒に戦いますから」
弦太郎「おっ!勇ましいなぁ。ま、お前のできることをやればいいから。無理すんなよ?」
蘭「はい」
パッパー!
弦太郎たちの前に白い車が止まった
車から出てきたのは速水だった
ユウキ「校長先生!?」
速水「やっと見つけたよ…。黒木蘭くん。くん」
蘭「私…?」
『え…?』
速水「急用がある。私に付いてきなさい」
速水は蘭との腕を掴んだ
弦太郎「校長!蘭とが何かしたんすか?」