第47章 ☆天・秤・離・反
―――食堂―――
賢吾「フー」
「「「『歌星賢吾くん!誕生日おめでとー!!』」」」
パンッ!!パパンッ!!
今日は賢吾の誕生日
学園の食堂に集まり、賢吾の誕生パーティーを開いていた
ユウキ「おぉぉぉぉぉっ!!おっ…おっ…間に合った!?」
JK「ないから!間に合ってないッスから!もう本当に~!」
ユウキ「これ、ライダー部からのプレゼント!」
ユウキは賢吾に青い包みを渡した
賢吾「何だろう…」
弦太郎「徹夜で作ったんだぞ~!」
包みの中にはライダー部員のイラストがついたキーホルダーが
賢吾「キーホルダー…?」
弦太郎「気に入っただろ!」
ユウキ「賢吾くん、1人暮らしだから鍵無くすと困るでしょ?これで、仮面ライダー部が見張ってくれるよ~!?」
賢吾「ありがとう。こんなに賑やかな誕生日は…生まれて初めてだよ」
隼「素直にありがとうって言うなんて…。いや~、賢吾も変わったな」
美羽「そうね~。最初はなんて生意気な後輩って思ったけど」
JK「人の気持ちよりも理屈先行って感じで!」
友子「何か…人間らしくなったと思う」
「「「あはははっ…」」」
賢吾「これだけ我が強いメンバーに囲まれてれば、変化も必然だ。でも…人間らしいって言うのも悪くないな」
「「「フゥー!!」」」
JK「じゃあ乾杯しましょうか!」
ユウキ「よーし、賢吾くんの誕生日を祝って!」
「「「『かんぱーい!!』」」」
『おめでとう!』
「ほぉ。賢吾くんの誕生日か」
聞いたことのある声が厨房からした
ユウキ「わっ!」
弦太郎「理事長!」
厨房には理事長の我望がいた
ユウキ「これはこれは!!」
弦太郎「え…てか何でコックさん!?」
我望「調度いい。君たちに頼みたいことがある」
我望は厨房でお手製の野菜スープを作っていた
それをみんなに振る舞った
我望「新メニュー、特製野菜スープだ。栄養バランスを考えて作ってみた」
『いただきまーす』
弦太郎「うんめー!!!体に宇宙が…染み渡るぜー!!」
JK「んんっ!!部長の宇宙鍋より遥かにうまい!!」
ユウキ「…ホントだ…ショック~!!!」
『美味しい~!』
隼「これ、理事長が作ったんですか?」