第5章 ☆変・幻・暗・躍
放課後になった
『あれ…』
庭のベンチに美羽が座っていた
『美羽さん!!』
美羽「…」
『暗いですよ?体調悪いんですか??』
美羽「あなたもあたしに同情してるの…?」
『まさか!!美羽さんが同情嫌いなの知ってますから。ただ、いつもかっこいい美羽さんが元気ないから、あたしが力になれたらって…』
美羽「…。ありがと…」
『はい!!』
その日は美羽さんと一緒に帰った
―――翌日―――
『おはよー…』
弦太郎「!!ちょっと来い!!」
『ふえ!?』
いきなり弦太郎がの手首を掴んで歩き出した
弦太郎はJKを見つけると走り出した
『ええええええー…!?』
走ってJKを追い詰めた
ここって非常階段…?
弦太郎「おい待て!!」
JK「あんたらとは関わりたくない!じゃ!!」
弦太郎「うるっせえ情報通!!お前美羽の居場所教えろ!!」
『美羽さん…?』
―――――
JKの情報により美羽の居場所を突き止めた
美羽は近くのボーリング場にいる
美羽は無言でひたすらボールを投げていた
美羽「私が外すなんて…」
弦太郎「よっ!!」
美羽「きゃっ!!」
びっくりした美羽は弦太郎に向かってボールを投げてしまった
弦太郎「てってってって…」
美羽「oops…。あなた…!!」
弦太郎「大丈夫大丈夫!!痛みは心の栄養だ!!」
『(そうなんだ…)』
美羽は弦太郎に向かってボールを投げた
弦太郎「なにすんだよ!」
美羽「人を呼ばれないだけありがたく思いなさい。を連れてきて運がよかったわね」
美羽はまたピンを倒した
美羽「あなたが勝ったから…わざわざあたしのこと笑いに来たのね」
弦太郎「俺が勝った!?まだ終わってねぇだろ!!」
弦太郎はボールを乱暴に投げた
美羽「あたしは辞退するわ。クイーンフェスは諦めた」
『!!そんな…!!』
弦太郎「バッカ野郎ー!!!」
弦太郎が投げたボールは全てのピンを倒した
あんなに乱暴に投げたのに…