第5章 ☆変・幻・暗・躍
ザワザワザワザワザワ…
生徒達はみんな体育館から出ていった
美羽のうちわは床に散らばって、みんなが踏んで行った
美羽「…………」
珠恵「美羽…?」
逃げていた佐久間珠恵が戻ってきた
そして弦太郎も帰ってきた
弦太郎「大丈夫か…?」
美羽「そんな目で見ないでよ!!」
弦太郎「俺はただ…」
美羽「…っ!!」
美羽は悔しそうに去ってしまった…
『…………』
は見てしまった
佐久間珠恵が微笑んだのを…
―――――
―――教室―――
弦太郎「あー…なんかすっきりしないなぁー!!」
ユウキ「はやぶさ君の良さなんでわかんないかなぁー…」
賢吾「君はよくやったよ。ユウキ」
『そうそう!!3位だよ!!すごいよ!!』
ユウキ「1位のに言われたくない…」
『うぅ…』
ユウキ「でも後1人って誰だろ。あたしにポイント入れてくれたの。あたしと、賢吾くんと、弦ちゃんと、…後1人…」
賢吾「そう言えばそうだな…」
ユウキ「!?」
『どうしたの?』
ユウキは窓の外を見た
『あ。野座間さんだ』
野座間友子はユウキをじっと見ていた
賢吾「ヤツか…」
弦太郎「あーなんかすっきりしねぇなぁ!!」
弦太郎は机を叩いて教室から出て行ってしまった
賢吾「とにかく、狙いは風城美羽とだということははっきりした」
ユウキ「怪物の正体は風城先輩とに恨みを持ってるヤツってことね!!」
賢吾「怪しいのはサイドキックスの2人だが…」
ユウキ「あれ?でも2人ともゾディアーツに襲われてる」
賢吾「あぁ…。だが何かあるはずだ…」
『………………』