第36章 ☆怪・人・放・送
―――ラビットハッチ―――
ユウキ「みんなでバンドやろうよー!!イエーイ!」
ラビットハッチではジーンの影響を受けたユウキらがバンドをやろうと大騒ぎしていた
流星「ジーンとやらの影響か…!!」
『う…うるさいぃ~…』
ユウキと友子がギターを弾き始める
フォーゼのビートスイッチに繋ぎ、かなりの爆音だ
流星「知らないぞ。また賢吾に大目玉食らっても」
ウィーン…
流星「あー…」
『頭痛いー…』
賢吾「バンドか。俺もドラムの心得ならある」
流星「何…!?」
『え…?』
賢吾「昨夜、君たちが好きなラジオを聞いてみた」
弦太郎《おっ!》
賢吾「…悪くない」
弦太郎《おぉ~!!》
賢吾はスティックを出し、テーブルを叩き始める
弦太郎《そうだろ賢吾!!じゃあみんなで、ジーンを探しだそうぜー!!》
ユウキ「さんせーい!!」
流星「でも…手掛かり無しじゃ探しようがない」
弦太郎《あ…》
ユウキ「ほら、昨日のラジオで言ってたよー?今日の午後2時、パンの店で会おうって!」
弦太郎《あー!!言ってた!!…でも…どこのパン屋さんだ?》
ユウキ「え?」
友子「違うと思う」
弦太郎《ん?》
友子「パンって言うのは、ギリシャ神話に出てくる笛を吹く山羊の神様のこと。そういう名前の楽器店があります…」
弦太郎たちはその楽器店へ向かった
は用事があり、家に帰った
『ミルキーナイトカーニバル…聞いてみようかな』
はラジオを付けた
《今夜から俺の最高のパートナー、ゴッドと2人で新番組をお送りするぜ。ジーンゴッドのダークナイトカーニバル。カモンゴッド!!》
ラジオからギター音が流れる
《イェー!!!!》
ズキッ!!!!
『いたっ…!!』
そこにジーンの歌声も交わる
『頭が…割れ…る…!!!』
オリオン《!!ラジオを止めろ!!》
『い…あ…っ!!!!』
ガシャン!!!
オリオンはラジオを壊した
『ハァ…ハァ…ハァ…!!!』
オリオン《大丈夫か!?》
『何なの…?まさかゾディアーツ…?』
オリオン《可能性はある…》