第32章 ☆昴・星・王・国
―――ラビットハッチ―――
流星「僕と交換留学で昴星高校に行った人って誰かな?」
流星がいきなり聞いてきた
ユウキ「あぁ、昴星に行ったのは、山田くんだよ。山田竜守くん」
JK「確か演劇部の大人しそうな奴ッスよね?」
ユウキ「そうそうそう」
『いつも本読んでたよ』
ユウキ「ん?山田くんに何かあったの?」
流星「………………」
―――――
フォーゼは最後の40番スイッチのテストをしていた
このコズミックスイッチが完成すれば、フォーゼは最強となる
弦太郎《ほら隼!!写真うまく撮れよー!?》
隼「任せとけって!」
弦太郎《記念すべき一瞬!!コズミックステイツの誕生だ!!》
フォーゼはコズミックスイッチを差し込もうとするが、反発して刺さらない
「「「「『…??』」」」」
フォーゼは何回も挑戦するが刺さらない
弦太郎《あれ?おっかしいな…刺さんねぇぞ…?》
《danger》
弦太郎《でんじゃーってどういう意味だ??》
気になりつつもスイッチを押し続ける
「「きゃぁぁぁぁっ!」」
賢吾「もうよせ如月!!」
《good-bye》
ドォンッ!!!!
爆発した
試験室から出てきたフォーゼはフラフラだった
弦太郎《おい賢吾…これ壊れてんじゃねぇの…?ほら…》
賢吾「問題ないはずなんだが…。フォーゼが完全になるのに…まだ何か足りないというのか…」
『何か…』
賢吾「完全に機能はしている。動くはずだ」
弦太郎「そりゃ不完全なものをお前が俺に渡すわけねぇとは思うけどさ」
流星「……………」
流星は歩き出した
弦太郎「どうした?」
ユウキ「りゅりゅ流星くん待って!何か事件なら、弦ちゃんやがいないと…危ないよ?」
流星「他校の生徒がウロウロしてたら変でしょ。昴星に行けるのは僕だけだ」
弦太郎「昴星に行く?何があった」
流星「……………」