第30章 ☆後・輩・無・言
弦太郎「さっきのハエ野郎、ハルって呼んだよな?あれはお前のダチが変身したのか」
蘭は一瞬動揺したように見えた
そしてしつこい弦太郎を投げ飛ばした
弦太郎「ゲホッ…やっぱそうなんだよなぁ…?だったら無視してねぇで話せ!先輩として相談のるぜ!」
蘭「…!」
蘭は反対方向を向き、歩き始めた
弦太郎「おいっ!言葉にしなきゃ何も伝わんねぇぞー!」
―――翌日―――
放課後になり、賢吾とユウキはまた大杉に追われていた
はラビットハッチにいたが、ユウキたちが来た瞬間、ムスカゾディアーツが現れた
『ユウキ!私が先に行くから弦太郎くんに連絡お願い!!』
ユウキ「りょーかい!!」
―――――
ハル《はっはっはっ!!みんな逃げろ逃げろー!!》
『待ちなさい!!』
ハル《ん~?》
『あなた…草尾ハルくんね。スイッチを渡しなさい!』
ハル《嫌だね。僕はもっと強くなるんだ!!》
『スイッチを持ってる人に…何を言ってもムダだよね…!!オリオン!!』
オリオン《あぁ!》
光の玉はムスカゾディアーツに当たった
ハル《うわぁっ!!》
蘭「ハル!!」
ハル《蘭…!見てよ蘭!みんなが僕を怖がってるよ!》
賢吾「やめろ!!いい加減にするんだ!!」
ハル《何だよ…先輩面して偉そうに…!!僕に指図するなぁ!!》
ムスカが賢吾たちのところへ
『盾座!!』
ハル《何…!?》
『私がいる限り…仲間に手出しはさせない!!コーマ!!』
髪の毛がムスカに絡み付く
ハル《くっ…うらぁっ!!》
何かの液体がの足に引っ付く
『な、何これ…!!足が…動かない…!』
ハル《すごいだろ蘭…!これが僕の力だよ…!?》
蘭「ハルは悪くない」
ハル《それ…どういう意味…?》
蘭「ハルは…スイッチのせいでおかしくなってるだけだもの!大丈夫、ハルは…私が守る!!」
ハル《違う…!これからは…僕が蘭を守るんだ!!!うわぁぁぁ!!》
ズキッ…!!
『う…っ…』
何…!?
賢吾「!!」
ムスカは新たな進化を遂げた
友子「感情が高まったら…形が変わった…!?」
賢吾「過去にはなかったケースだ…!!」