第29章 ☆星・嵐・再・起
『朔田く…』
流星「はい、朔田です…。…二郎が!?…わかりました!すぐに…!!いや…できるだけ早く…だから死なせないで…絶対に死なせないでください!!」
こんな必死な朔田くん…
初めて見た…
きっと"二郎"って人は…朔田くんにとって大切な人なんだろう
弦太郎「二郎…?」
『弦太郎くん…』
いつの間にか後ろに弦太郎がいた
弦太郎「二郎ってのは…お前の友達なのか?」
流星「…だから何です?」
弦太郎「その友達の命が掛かってるんだろ?」
流星「…そうです。今すぐにでも行きたい。でも…僕は鬼島に会わなきゃならない!!もうどうにもならないんですよ…」
弦太郎「一緒に行こう!!」
流星「…!?…え…?」
弦太郎「一緒に行こう…」
と弦太郎と流星は2年B組に向かった
―――――
教室に入ると、鬼島が待っていた
鬼島「ははははっ…流ちゃん…結局助っ人頼みかい!あーあ、フォーゼであたしを倒す気なら…それは甘~い考えだねぇ…」
弦太郎「誰もそんなこと言ってねぇ!こいつは今…とてつもなく大事な用がある。だからその間、俺とが身代わりになる」
流星「そんなことは頼んでない!!」
鬼島「はぁ…如月…俺はお前みたいな表裏のない人間が大っ嫌いなんだ…」
弦太郎「嫌いでもいい。こいつの変わりに俺たちの魂を抜け」
流星「何で…!」
弦太郎「俺にもよくわかんねぇ。でもそうすりゃあ…お前のホントの笑顔が見られる気がする」
流星「はっ…僕の笑顔のために…命を掛けるというのか!?」
『そうだよ』
流星「…!」
美羽「弦太郎やだけじゃ足りないなら、私たちの分も使いなさい」