第29章 ☆星･嵐･再･起

フォーゼは攻撃を続けるが、キャンサー･ノヴァになった彼には効かない

流星「頼む…!メテオへの変身を承認してくれ…!!」

『お願いします…!タチバナさん…!』

ﾀﾁﾊﾞﾅ《君との接触はここまでだ…。すぐにドライバーも回収する…》

流星「待て…!待ってくれ…!俺からメテオを奪わないでくれ…!」

タチバナとの通信は途切れた

『…っ…!!』

キャンサー･ノヴァの悪の力が強くて、の力が抜ける

しかしキャンサー･ノヴァは、なぜかもとのキャンサーに戻ってしまった

『え…?』

弦太郎《戻った…?》

《１度退くぞ。キャンサー》

鬼島《何で…》

《そのまま力を使い続けると…コズミックエナジーの暴走で内部崩壊してしまう…》

鬼島《ほぉ…。カニも脱皮仕立ては殻が柔やわだからなぁ…だが…その前に!!》

キャンサーがに手を向けた

流星はを庇った

そして白い輪…

『!!朔田くん!!』

鬼島《午後３時!!２年Ｂ組で待ってる》

そう言い残して消えてしまった

『嘘…私のせいで…!!どうしよう…!!』

流星「落ち着け姫…」

弦太郎「流星!?」

友子「流星さん!?どうしたの!?」

弦太郎「流星!!今の何だったんだ!?」

『今のは…朔田くんの魂なの…！』

流星「抜かれた…っ」

流星はそのまま気絶してしまった

『朔田くん!!!』


―――――


―――ラビットハッチ―――


気絶した流星をラビットハッチに運んだ

は泣きそうな顔をしていた

そしてしばらくすると流星が目を覚ました

ユウキ「あ…!気がついた!!!!気がついたよ!!」

『朔田くん…!!』

ユウキ「よかったぁ…!!」

流星「２時５０分…!!」

流星は立ち上がってラビットハッチを出ようとした

弦太郎「おい!待てよ!!…相手はキャンサーだ。俺も行く」

流星「…いや…その必要はない。君たちには関係ない」

弦太郎「俺たちは仮面ライダー部の仲間だ!…何で心を開かない」

流星「……甘いんだよ…」

「「「「え…?」」」」

流星「…ご心配なく。自分のことは自分で守ります」

流星はラビットハッチから出ていった

『待って…!!』

は流星を追った