第27章 ☆有・終・輪・舞
「次の曲は、卒業生に送る天高伝統のプロムナンバーです」
「代々の先輩たちは、この曲を踊って、高校生活を終えてきました」
「旅立つ恋人たちに、祝福のメロディを!曲は、「咲いて」」
パチパチパチパチパチパチ
〜♪〜♪〜♪〜
隼が動き出した
『大文字先輩…』
行かなきゃ…
「行かせない」
『!!』
「今だけ…今だけでいい。俺を見てくれ」
『先輩…』
美羽先輩もドレスを破り、会場を出ていった
『…………』
はそのままダンスを続けた
そしてプロムが終わり、は夜空を見上げていた
流星が来る前にスイッチが飛んできた
きっとフォーゼがコーマを倒してくれたんだ
流星「さん…」
『…最後…なんだね…』
流星「……………」
『…………』
流星「泣きたいなら泣けばいい。誰もいない」
は流星の服の裾を握った
『…っ』
流星はを優しく抱きしめた
――翌日――
ユウキたちはラビットハッチに向かった
ユウキ「いや~、今日から新部長就任かぁ~!よーし!ビシビシ行ってみよ~!」
『あんまり張り切りすぎないんだよ~?』
ウィーン…
ユウキ「うわぁー!」
『きゃっ!』
躓いて転んだ
弦太郎「どした…?」
『いたた…』
ユウキ「えぇ!?」
隼「よっ」
ラビットハッチには美羽と隼がいた
ユウキ「な…何で…!?」
美羽「高校は卒業しても、ライダー部は卒業しないことにしたわ。まだまだ私たちがいないと頼りないってわかったもの」
隼「2人とも大学のキャンパスが近いんだ。今まで通りの活動でも大丈夫そうだぞ」
美羽「新部長のユウキを立てて、私は会長ってことでどう?」
ユウキ「えぇ~!そんな人いたら私、逆に立場がぁぁ~!」
弦太郎「仮面ライダー部!!ふっかーつ!!」
『美羽先輩~!!!!』