第25章 ☆英・雄・願・望
江口は自分の中にいるキッグナスと戦っていた
江口「僕には…もうあなたは必要ない…!!」
弦太郎「よく言ったぞ江口!!お前は俺たちのダチだ!!」
江口「ダチ…?」
弦太郎「そうだ。ダチだ」
弦太郎は手を出した
そして江口と弦太郎は、友情の握手を交わした
ズキッ…!
ザシュッ…!!
『!!』
江口が弦太郎にスイッチを渡そうとした瞬間、キャンサーが現れた
鬼島《っと…そうはいかないよ…。こっからが本番だぁ…!》
キャンサーは江口を連れて行ってしまった
弦太郎「江口!!」
美羽「キャンサーが来たのわからなかったの!?!」
美羽は振り向くが、の姿がない
流星「!!さん!?」
は地面に倒れていた
『…っ!』
キャンサーは江口たちの前に現れる前に、の背後に回り、を気絶させた
腕からは血が流れていた
賢吾「如月!!先に行け!」
弦太郎「わかった!」
弦太郎はバイクに乗ってキッグナスを追った
賢吾はすぐにを連れてラビットハッチへ向かい、弦太郎に指示を送った
『あ…私…!!』
賢吾「目が覚めたか」
『キッグナスは!?』
賢吾「今、如月とメテオが戦っている」
『!!私も…!!』
賢吾「行くな!!」
『え…?』
賢吾「そんなケガでまた無茶をする気か…!!」
『ケガ…?』
腕には包帯が巻かれていて、血が滲んでいた
『あ…(キャンサーに…)』
賢吾「頼むからもうケガはするな…」
『…うん…』
―――――
キッグナス…
いや、キグナスゾディアーツはメテオが倒した
江口も元の人格を取り戻した
―――ラビットハッチ―――
賢吾「どうやら…例の同好会、解散したらしいな」
ユウキ「さすがに江口くんも懲りたよねー、ヒーロー願望!」
弦太郎「いや逆だ。あいつのヒーローへの道は始まったばっかだ。小さな親切、大きなお世話。それでも必ずやってくる。愛と正義の名の元に」