第23章 ☆馬・脚・一・蹴
『あ』
流星「ひ…いや、さん」
『みんな…もういたんだ…』
ユウキ「!?熱は!?」
『下がった下がった!もう大丈夫っ♪』
弦太郎「お前熱あんのか!?」
『大丈夫だってば…!』
鬼島「いやぁ…皆さん揃って見にきてくれるとは…嬉しいねぇ。おや、姫まで」
ズキッ
『(スイッチ…持ってる…!)』
流星「確かにあなたの話が聞きたいんです。落語とは違う話をね」
鬼島「別の?」
ユウキはバガミールを起動させた
流星「君がペガサスゾディアーツですね?鬼島くん」
鬼島「何それ」
流星「鬼島くん。腕時計の具合…どうですか?まだ遅れませんか?」
鬼島「おぉ、よくわかるねぇ。さすがは特別編入生」
流星「それは君の体が磁力を帯びているからですよ」
鬼島「あたしが?なんでよ~」
流星「例えば…ものすごい磁力の嵐の中にいたとか…?」
鬼島「そんなの証拠になんの?あたしの時計が安物なだけでしょ」
『だったら…お腹を見せてください』
鬼島「お腹…?」
『この間…メテオがペガサスの脇腹に拳を打ち込みました。朝…JKが冗談で脇腹を突いた時…鬼島くん、痛がってたよね?』
流星「もしあなたの脇腹に怪我があれば…それが証拠になります」
鬼島「わかったわかった。いいよ。こんな腹でよければいくらでも見せてやるよ。ただし…俺の腹は黒いぜ…?」
鬼島は袖からスイッチを出した
《ラスト・ワン》