第23章 ☆馬・脚・一・蹴
『はぁ…はぁ…』
ドカァン!!!
『弦太郎くん…朔田くん…!!』
は急いで向かったが戦いは終わっていた
ユウキたちもすぐに駆けつけた
ユウキ「やっぱり宇津木先生だったね…どうしよう…!」
弦太郎「今度は俺が先生を…進路指導する番だ」
―――翌日―――
JKとは鬼島の落語を聞いていた
弦太郎「おぉ、JKに。何やってんだよ」
JK「弦太郎さん!明日この場所で落研の発表会があるんス」
弦太郎「落研?」
鬼島「おぉ!お前さんが噂の転校生!いやぁ個性的だねぇ!今度あたしの落語聞きにきてよ」
弦太郎「…誰?」
流星「鬼島くん。宇津木先生が扇を持ってたって教えてくれたんだ」
JK「そうそ、宇津木先生の癖も教えてくれたんスよ!」
鬼島「あぁ。あの先生ね、何かを誤魔化す時、こう…左の手で右の頬を撫でるから」
弦太郎「そうなんだ!すげぇよく見てんな!」
鬼島「観察と模倣が芸の基本!落語はすげぇよぉ?この舌先だけで世界を作っちまう!他にそんな芸は動く歩道だ!歩かないよ?あるか?ないよってね!」
『すごーい…!』
弦太郎「…どういうこと?」
鬼島「それじゃあ私はもう1度稽古するから」
弦太郎「稽古?」
賢吾「そんなことしてたら授業に遅れるぞ」
鬼島「あは、そんな。まだ1時間ぐらいあるし…」
鬼島は腕時計を見た
JK「それ…遅れてますよ?」
鬼島「え?」
JK「ほら」
JKは学校の時計を指差した
鬼島「あぁいけねぇ!こいつはしくじった!!」
JK「ったく、何してんスかっ♪」
ドカッ
鬼島「う、うぅ…」
『…?』
JKがふざけて鬼島のわき腹を肘でついた
鬼島「あたしもヘマだねぇ!お後がよろしいようで…」
鬼島は痛そうに戻って行った
『あれって…』
この前メテオが殴ったところ…
弦太郎「で、あれどういうこと?」
でもどうして?
反応がない…
大杉「如月~!!!今度は何をした」
弦太郎「何が??」
大杉「宇津木先生今日休むんだと!!」
弦太郎「遥先生が?………大杉先生、俺、急にお腹が痛くなりました!!早退します!!」
大杉「おい!!」
ユウキ「弦ちゃん!?」