第20章 ☆鋼・竜・無・双
―――ラビットハッチ―――
賢吾の代わりに流星がスイッチの試運転をやっていた
『すごいね朔田くん…賢吾くんと同じことできるの?』
流星「まぁ…歌星くんには敵わないけど…」
ユウキ「あれ?何やってんの??」
ラビットハッチにユウキと賢吾が入ってきた
賢吾「おい…」
フォーゼはハンドモジュールを起動させた
『何で足に…』
流星「28番ハンドは超高性能マニュピレートのようですね…如月くん、その数学の問題を解きながら自転車を分解してみてください」
弦太郎《数学か!うし!!》
弦太郎は机に座った
弦太郎《うぅっ!!》
流星「フォーゼが何かにかかりきになる時、精密かつ正確な動きで自転車を分解する」
弦太郎《うわあっ!!》
弦太郎は分解された自転車を見て驚いた
賢吾「スイッチの調整は俺の役割のはずだが」
流星「あ…すいません…」
弦太郎「いや賢吾。俺が言ったんだ。流星がやってみろって」
賢吾「如月…お前が?」
弦太郎「俺はこいつの心の中身がもっと見たい。そのためにも、部の中で何か役割がいるだろって思ったんだ」
JK「したら、意外と機械系の要領がよかったんですよ〜!!」
美羽「そうなのよ」
隼「あっという間にいくつか新スイッチを調節してしまった」
友子「新しい出会が刺激に変わったのよ…?海老フライにかかった納豆のように…」
「「「あはははは!!」」」
賢吾「………………」
弦太郎「お前に一言言わなかったのは謝る。でも俺に免じて流星にやらしてみてやってくれよ。なっ?」
賢吾「…別に構わん。優秀な部員が増えることに越したことはない」
美羽「そうよね!で、今は30番と31番を最終調節中よ!」
賢吾「30番31番だと…!?」
賢吾は調節室に入った
賢吾「マグネット…NとS…」
流星「その2つのスイッチはどうやらペアのようです」
賢吾「これだけはよせ!!」
ユウキ「け…賢吾くん…?どうしちゃったの…?」
賢吾「…………………」