第15章 ☆毒・針・猛・襲
美羽「oops…!」
賢吾「なぜには解毒剤が効かないんだ…!!」
『はぁ…っ…はぁ…っ…!』
弦太郎「隼もJKもこの解毒剤で治ったんじゃないのか!?」
賢吾「本来なら治るはずだ!!なぜ…!!」
ユウキ「~…!」
『…っ…』
―――――
苦しい…
《当たり前だよ》
誰…?
《君にはフォーゼの解毒剤は効かない…》
どうして…?
《だって君は普通の人間じゃないから…》
普通の人間じゃない…?
じゃあ私は何…?
死んじゃうの…?
《君の正体は星の姫…。だから君を死なせはしない…》
あなたは…誰なの…?
《さっきも言った通り…僕たちは君の力…。だから君と一緒に戦い…君の大切な人を守る…》
一緒に…
《でも契約をしてほしいんだ》
契約…?
《そう。今の君は死と生の境にいる…。本来なら星の姫は…自分で星の力を呼び出し…操ることができるけど…君は今そんなことを言っている場合じゃないからね…》
そっか…
《僕たちと契約してほしい…》
契約をしたらどうなるの…?
《君をサソリの毒から解放してあげる》
わかった。契約は…?
《君が最後まで…この世界を救うために力を使うこと》
それが…契約?
《そう。ホロスコープスのせいでこの世界は悪に染まろうとしている…。それを食い止めるんだ…》
……わかった
《いいのかい…?危険を伴うよ…?》
この力でみんなを助けられるなら…構わない…!
《わかった。さすがは星の姫だ》
みんなはどこ…?
《すぐ側にいるよ。ほら…聞こえるでしょ…?》
…?
《…!!》
《!!》
《ーっ!!》
《っ!》
《姫!》
《ちゃん…!》
《!》
弦太郎くん…
賢吾くん…
ユウキ…
美羽さん…
JK…
友子ちゃん…
大文字先輩…